ドキュメント

はじめに

comcom analytics は、Discordサーバーのメッセージ・リアクション・ボイス・メンバーの動きを自動で集計し、コミュニティの成長とエンゲージメントを可視化する無料の分析ダッシュボードです。導入は3ステップで完了します。

  1. analytics.comcom.app にアクセスし、Discordでログインします。
  2. 「サーバーの管理」権限を持つサーバーにBotを導入します。
  3. 導入した時点から自動で集計が始まり、ダッシュボードに反映されます。
データは導入時点以降のものが集計されます。過去に遡っての取得はできません。早めの導入がおすすめです。

カスタマイズ

Botのデータを省く

他のBotの発言をノイズとして除外できます。設定画面でBotメッセージを集計対象から外すと、人間のメンバーの活動だけを見られます。

チャンネルの絞り込み

分析対象のテキスト/ボイスチャンネルを選べます。運営用チャンネルやログチャンネルを除外して、コミュニティの実態に近い数字にできます。

閲覧者(viewer)の管理

ダッシュボードを共有するメンバーを指定できます。管理者以外の運営メンバーにも、閲覧のみの権限を付与できます。

ダッシュボードの見かた

左側のナビゲーションから、コミュニティのさまざまな側面を確認できます。各ページのスクリーンショット付きの詳しい解説は /product をご覧ください。

ページ内容
サマリー全体トレンド・週次AIサマリー・メンバー構成をひとまとめに表示。
チャンネルテキスト/ボイスチャンネル別のランキングと推移。
ロールロール別のメンバー数・活動量。
メンバーメンバー個別の活動履歴・カード表示。
比較同じカテゴリのサーバー群の中で、メンバー数や活動量がどの位置にあるかを匿名の相対指標で確認(カテゴリタグの設定が必要)。
流入新規参加・退会の推移と、招待リンクごとの流入ランキング。
統計情報メッセージ・リアクション・ボイスの時系列と、チャンネル散布図。
行動ログリアクション・ボイスの個別ログを検索・閲覧。
複数サーバーを運営している場合、サマリー・チャンネル・ロール・メンバーの各ページ右上から2つ以上のサーバーをまとめて表示できます(管理者かつ全サーバーがProプランの場合のみ)。

Discordコマンド

すべての機能は Discord 上の /comcom コマンド(サブコマンド)から呼び出せます。一部のサブコマンドは提供環境により異なる場合があります。

コマンド内容
/comcom member <user>メンバー分析カード。アニメーションのLV/EXP HUD ⇄ 詳細ダッシュボードを切替。
/comcom channelsサーバー概要ダッシュボード ⇄ チャンネルランキング(メッセージ順/ボイス順)。
/comcom leaderboardサーバーのEXPリーダーボード+自分の順位。
/comcom heatmap活動ヒートマップ(曜日×時間帯、メッセージ+ボイス)。
/comcom roomドット絵の「部屋」GIF+ボタンナビ。
/comcom pollコミュニティ投票を作成(質問/選択肢/期間/複数選択)。
/comcom help全コマンドの一覧を表示。
/comcom slotランダムにメンバーを1人選ぶGIF演出(景品なし)。

EXP / レベル / ランクの仕組み

EXPは記録された活動から算出される累積値で、常に増加します(減りません)。

dailyEXP = min(messages,100)·1 + max(0,messages-100)·0.25   // soft cap
         + min(voiceMinutes,240)·0.5                     // 4h/day cap
         + reactionsGiven·0.5 + reactionsReceived·1 + mentionsReceived·1

EXP   = Σ dailyEXP  (all recorded days, only grows)
Level = floor( sqrt(EXP / 50) )

レベルに応じた称号:Newcomer(0–4) → Regular(5–11) → Active(12–21) → Veteran(22–34) → Elite(35–49) → Legend(50+)。全期間のEXP・レベル・ランクは毎晩のバッチで更新されます。

ガイドライン

運用のヒント

  • ボイス活動は導入後から蓄積されます。全期間のランクはバッチ更新後に表示されます。
  • メッセージ・ボイス・リアクションを総合的に見ることで、発言は少なくても貢献しているメンバーが見えてきます。
  • ヒートマップで活発な時間帯を把握し、イベントや告知のタイミングを最適化できます。

プライバシー

メンバーカードは、本人が自分を見る場合、または「サーバーの管理」権限を持つ管理者のみが実行できます。ボタン操作は実行者本人に限定されます。個人のメールアドレス等のPIIはダッシュボードにもAPI/MCPにも一切出しません。

データの見方

数値は導入以降の実データにもとづきます。全期間のEXP・順位・全期間ボイスは夜間の集計(precompute)で更新されるため、導入直後は一部が「集計待ち」と表示されることがあります。

よくある質問

無料で使えますか?

はい。基本のダッシュボードとコマンドは完全無料です。有料プラン(Pro)では、サーバー規模に応じた料金でAPI/MCPアクセスなどの追加機能が利用できます。

過去のデータは取得できますか?

いいえ。集計はBot導入時点から始まります。過去に遡っての取得はできません。

コマンドが表示されません。

グローバルコマンドの反映には数分かかることがあります。Discordを Ctrl/Cmd+R で再読み込みするとキャッシュがクリアされます。

Botを外したらデータはどうなりますか?

Botを外すとダッシュボードへのアクセスは停止します。再導入すると、外していた期間はデータが記録されないまま、その時点から集計が再開されます。

複数サーバーの比較や、他サーバーとのベンチマークはできますか?

できます。自分が運営する複数サーバーはサマリー等のページ右上から横断表示でき(管理者・全サーバーPro限定)、他サーバーとの比較はカテゴリタグを設定すると「比較」ページで匿名の相対指標として確認できます。個別サーバー名やメンバー情報が他の運営者に開示されることはありません。

プライベートチャンネルの権限

Discordではチャンネルごとの権限上書き(パーミッションオーバーライド)が、サーバー全体のロール権限より優先されます。そのため、botのロールに「サーバーの管理」権限があっても、個別のチャンネルやカテゴリで閲覧が制限されていると、Botはそのチャンネルの内容を集計できません。

ダッシュボードで「botが閲覧できるチャンネルが少ない」という警告が表示された場合、非公開チャンネルの権限設定が原因である可能性が高いです。
  1. 対象のチャンネル(またはカテゴリ)を右クリック→「チャンネルの編集」→「権限」を開き、botのロールまたはBotユーザーを追加して「チャンネルを見る」を許可に設定します。
  2. 非公開チャンネルが多数ある場合は、Botを一度サーバーから削除し、「管理者」権限を付与して再度招待すると、すべてのチャンネルを閲覧できるようになります。

設定変更後、数分以内にダッシュボードの警告表示が解消されます。

トラブルシューティング

導入直後にデータが空、または少ない

集計はBot導入時点から始まるため、導入直後は表示できるデータが少ないのは正常です。数日〜1週間程度、通常の活動が蓄積されると数値が安定してきます。

ボイスの数値だけ他の指標より遅れて見える

ボイス関連の集計の一部は夜間バッチで処理されるため、メッセージ・リアクションと比べて反映まで最大で数日のタイムラグが生じることがあります。時間の経過とともに自動的に追いつきます。

メンバーカードが実行できない・ボタンが反応しない

メンバーカードは、本人が自分のカードを見る場合か、「サーバーの管理」権限を持つ管理者のみが実行できます。ボタン操作もコマンドを実行した本人に限定されるため、他のメンバーが操作しても反応しません。

権限不足のエラーが出る

Botの導入・設定変更には Discord サーバー側の「サーバーの管理」権限が必要です。権限を確認しても解消しない場合は、一度ダッシュボードを再読み込みしてキャッシュされた権限情報を更新してください。